総合職事務系統
奥野 早織
事務系統は、数年おきのジョブローテーションにより、主に経営企画、総務、人事、財務、広報、営業、グループ事業などに関わる業務を経験し、施策の企画・立案・推進を行うことで、マネジメント能力を高めていきます。
また現業機関において、社員教育や職場のマネジメントを担うこともあります。
勤務地は当社事業エリア全域です。
JR東海全体の経営戦略・中長期経営計画の策定、予算の策定・管理、IR を担当するのが、経営管理の仕事です。日々の経営を管理するとともに、長期的な観点で会社の経営戦略を策定し、適切に情報開示していきます。世の中の動向や会社の状況に対して、情報を収集、分析し、計画していきます。また、社内各部署には、それぞれの計画策定、取りまとめ、他部署との調整を担当する企画の仕事があります。幅広い視野とコミュニケーション力が求められる仕事です。
鉄道の利用促進や利便性向上などのために各種施策を企画・立案・推進していくのが営業の仕事です。IT を活用して新幹線の利便性を大きく高めたネット予約&チケットレス乗車サービスである「エクスプレス予約」「スマートEX」の展開、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンをはじめとした宣伝展開による観光需要喚起、各種割引きっぷの設定などを手がけます。対抗輸送機関の動向を見極めるなど、マーケティング手法を駆使して旅客需要を喚起していきます。各種コンテンツ事業者との連携など様々なアセットを活用して創造性を発揮できる仕事です。また、駅係員や乗務員の管理者として、営業の最前線で陣頭指揮を執ることもあります。
JR東海グループが展開する、駅ビル、百貨店、ホテル、不動産といった、さまざまな事業の開発・運営・管理を担うのがグループ事業の仕事です。事業の展開にあたっては、つねに顧客視点で新しい価値を提供し続けることが大切であり、世の中の動きに対する高い感度と柔軟な発想が求められます。JR東海はグループ会社と一体となってグループ事業を展開しており、グループ経営体制を強化するのも仕事のひとつです。グループ会社に出向して事業の最前線で活躍している社員もいます。
JR東海という会社を社会に正しく知ってもらうための橋渡し役となるのが広報の仕事です。JR東海の取組みをマスメディアに向けて紹介したり、記者会見や取材協力といった報道業務を行ったりすることにより、社外に向けた情報発信を担います。またお客さまの声を頂戴し、会社運営に活かしていくことや、社内誌の発行なども手がけています。情報を発信する力に加えて、求められていることをキャッチする力も必要になります。
総務部門は会社法などの法令を遵守した経営のための体制の整備をはじめ、セキュリティの確保といった危機管理において、司令塔の役割を果たします。また会社運営の基本となる株主総会や取締役会の運営も担っています。
法務部門は事業運営に関わる各種の法律問題を専門的な見地からサポートします。いずれの仕事も最新の法律動向に目を配り、全社的な観点から会社としての対応を構想していく力が求められます。
社員が働く環境を整え、社員一人ひとりのモチベーションを高め、最高のパフォーマンスを引き出すのが人事の仕事です。例えば、世の中の動きをとらえ新しい人事制度を構築し、人的資源の観点から会社の未来を描きます。また教育にも力を注ぎ、各種の研修を企画・運営するほか、福利厚生の充実も担います。現業機関の管理者となって、直接人材マネジメントを担うこともあり、トータルでの人間力が求められます。
会社の血液(お金)を循環させる心臓部として、予算の管理や決算業務、資金調達などを担当するのが財務の仕事です。経営の羅針盤としてJR東海の経営を財務面から分析・管理するとともに、社外に向けて適切な情報開示を行います。また、資金調達については、金融マーケットの動向を敏感にキャッチして、資金ニーズの変化に柔軟に対応し、機動力のある資金調達体制を築くことが一層重要になっています。数字を正確に扱うことはもちろん、経営環境を見据えた判断力が不可欠であり、広い視野と論理的な思考力、分析力が求められる仕事です。