TOP INTERVIEW

日本の大動脈輸送を担い、
世の中の発展に貢献する。
その「誇り」と「使命感」。

代表取締役社長

金子 慎Shin Kaneko

JR東海の存在意義

当社は1987年の会社発足以来、東京から名古屋、大阪を結び日本経済の大動脈輸送を担う東海道新幹線と、名古屋・静岡を中心とした地域に根差した在来線を運営しながら、各地区で鉄道事業と相乗効果の高い関連事業を展開してきました。
当社のマーケットエリアは日本の経済・文化の中心地として重要な役割を果たしている地域であり、人口やGDPの約6割が集中しています。当社の主力である東海道新幹線は、1964年の開業以来、約62億人のお客さまにご利用いただき、日本経済の成長を支えてきました。さらに現在は、東海道新幹線のバイパス機能を担う中央新幹線の建設に取り組んでいます。
当社は、当社が果たすべき役割と社会的使命を「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という経営理念として定めています。日本経済や国民生活を支える重要なインフラ企業として、その誇りと使命感を常に持ち、経営理念をより高いレベルで実現していくことこそが、当社の本質的な姿です。

大切な「三つの力」

この社会的使命を将来にわたって果たし続けていくため、当社では「三つの力」を高めていくことを大切にしています。
一つ目は「安全に仕事を進める力」です。安全・安定輸送の確保は当社の最優先の経営課題であり、全ての事業展開の大前提です。会社発足以来、当社の安全に関わる設備投資額(累計)は2017年度末時点で3.5兆円に上ります。技術開発や社員教育も、安全が第一のテーマです。安全への取組みに、ここまでで十分という終着点はなく、着実に積み重ね、理想を求め、永続的に進めていかなくてはなりません。
二つ目は「より良いサービスを提供する力」です。当社はこれまで、品川駅を開業し、東海道新幹線のモデルチェンジを加速させ、最高速度を220km/hから285km/hに向上し、1日あたりの運転本数も発足当初から約6割増加させて利便性の高いダイヤを設定するなど、輸送サービスの向上に努めてきました。販売面では、エクスプレス予約をはじめとしたネット予約・チケットレス乗車サービスに磨きをかけてきました。また、関連事業ではJRセントラルタワーズやJRゲートタワーに代表される鉄道事業と相乗効果の高い事業を積極的に展開してきました。当社が提供するサービスの内容をレベルアップさせてきたことが、お客さまのご利用の増加につながっており、今後も磨き続けていきます。
三つ目は「効率的に仕事をする力」です。現状維持を是とせず、創意工夫を凝らして安全やサービスの質を高め、収益を拡大させながら、同時に低コスト化と効率化に継続的に取り組み、費用の増加を抑えてきました。
これらの「三つの力」の強化により経営基盤が大幅に強化された結果、当社の使命を実現するための強力な推進力を得ることができました。当社の自己負担により建設を進めている中央新幹線計画や、高速鉄道の海外展開といった大きなプロジェクトも、経営基盤が強化されたことにより可能となったものです。これからもJR東海を発展させ、強くするために、「三つの力」の向上にたゆまず取り組んでいきたいと考えています。

「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」
使命を胸に、より高いレベルを目指して

JR東海の前身である国鉄の職場規律は乱れており、会社発足直後は、その是正が第一という状況でした。それが今では、自律的に仕事の進め方を進化させ、能力やサービスを向上させようという意欲が社内に満ちています。私は、JR東海が国鉄時代から大きく転換し、発展を遂げることができたのは、社員一人ひとりの能力の発揮、能力の向上が最大の原動力であったと考えており、私の経営観の原点ともいえます。
当社には、自分ひとりで完結するような仕事は多くありません。異なる専門性を持つ社員が協力し、チームワークを発揮してひとつの仕事を達成させていきます。使命感を持った人材が、熱意を持って、それぞれにプロらしく、きちんと、チームとして仕事に取り組み、技量を高め、会社をよりよい方向に発展させていく。そのプロセスを通じて、世の中の発展に寄与するという誇りとやりがいを実感する。それがJR東海で働くということだと思います。そして、常に「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という原点に立ち返り、もっと高いレベルでこれを実現できる方法はないかと目標を高く掲げて、チャレンジし続けることが大切だと思います。

JR東海には、人生をかけて取り組むに足る仕事がある

社会に出て「働く」ということは、楽しいことばかりではありません。つらいこと、苦しいこともあるわけですが、そこで「支えとなる何か」を見出せるか、ということは、思いのほか、大切であるように感じています。それはある意味、「働く目的」に通じる部分であり、就職活動をされる皆さんには、ぜひとも自分にとっての「支えとなる何か」は何であるのか、しっかりと考えていただきたいと思います。JR東海の社員にとっては、日本を支えてきたという「誇り」と、今後も日本を支え続けるという「使命感」が、まさに「支えとなるもの」です。この支えがあるからこそ、次なる日本を創造するという高い目標や、超電導リニアによる中央新幹線計画のような新しいプロジェクトにチャレンジする活力が生まれてくるのだと思います。
当社の仕事は、国の経済・社会を支える、誇りある重要な仕事です。使命感を持ち、自らを磨き続け、「誠実に」、「前向きに」仕事をすることによって、世の中に貢献していく。そこには人生をかけて取り組むに足る多種多様な仕事があり、様々な経験をするチャンスがあります。安全をベースに、東海道新幹線をはじめとする鉄道事業に磨きをかけ、世代を超えたプロジェクトを担うのは、皆さん自身にほかなりません。「自分たちが日本の将来を背負って立つのだ」そんな気概を持って、入社してきてくれることを楽しみにしています。