社長からのメッセージ 日本の大動脈輸送を担い、世の中の発展に貢献する。その「誇り」と「使命感」。 代表取締役社長 柘植 康英(2018年4月1日より代表取締役会長)

JR東海の存在意義

JR東海は1987年の会社発足以来、一貫して東京~名古屋~大阪という日本の大動脈の新幹線輸送、そして名古屋・静岡を中心とした東海地域の在来線輸送を担うという使命を負ってきました。 このエリアは日本の経済、文化の中心地として重要な役割を果たしている地域であり、日本の人口、GDPの約6割を占めています。 JR東海の主力である東海道新幹線は、1964年の開業以来、約60億人のお客さまにご利用いただき、日本経済の成長を支えてきました。 その存在は日本経済にビルトインされているといっても過言ではありません。 つまりJR東海は、日本経済、国民生活のインフラ会社であり、この誇りと使命感をつねに持ち続けて運営、経営を行っていくことが本来的に求められる会社であるということです。

大切な「3つの力」

JR東海が社会的使命を果たし続けていくためには、鉄道事業の要である「3つの力」を更に高めていくことが必要であると考えています。
一つ目は「安全の力」です。安全への取組みに、これでよいという終着点はなく、着実に積み重ね、理想を求め、将来にわたって永続的に進めていかなくてはなりません。安全があればこそ、収益はあがり、世代を超えたプロジェクトを推進していくこともできるのです。
二つ目は「技術の力」です。鉄道事業には、革命的な技術革新はありません。改善と社員の技量向上によって、技術が向上するのです。世界一の鉄道を守るため、世の中に貢献し続けるため、絶えず技量向上を目指すのがJR東海社員の使命であり、それがプロとしての誇りでもあります。
三つ目は「人の力」です。鉄道の仕事にはチームワークが欠かせません。「十人の一歩は一人の十歩に勝る」すなわち、一人ひとりの努力の積み上げが、鉄道会社には極めて大切になります。
JR東海には自分ひとりで完結するような仕事はありません。 異なる専門性を持つ社員が協力し、チームワークよく、相手のことを思いやりながら、みんなの力を合わせてひとつの輸送を達成させていきます。 職場での先輩や同僚、後輩など人と人との関わりは家族のようなところがあり、そのような人の和やチームワークが、明るくさわやかで活力のある社風を生んでいます。
同じ使命感を持った人材が、熱意を持って、それぞれにプロらしく、きちんと、チームとして仕事に取り組み、技量を高め、会社をよりよい方向に発展させていく。 そのプロセスを通じて、世の中の発展に寄与するという誇りとやりがいを実感する。 それがJR東海で働くということだと思います。

人を大切にする会社
社員一人ひとりが「この会社で働いていてよかった」と思えるように

JR東海は、「人を大切にする会社」です。 私が入社した1977年当時、JR東海の前身である国鉄は本当に荒廃した状況でした。結果、国鉄は分割、民営化されたわけですが、その過程において、人員整理等で国鉄を離れなければならない人々がたくさんいました。仲間が職場を去る姿を見送るのは、極めて辛い経験であり、私にとっての原点となっています。この経験があるからこそ、私は、社員一人ひとりが「この会社で働いていてよかった」と思ってくれることが何よりも大切だと思いますし、そのためにも、JR東海は「人を大切にする会社」でなければならないのです。JR東海で働くことに対して、社員が本当の意味での満足感を持ってくれることで、会社と社員の距離が縮まるとともに、社員同士の信頼感や一体感が増し、鉄道事業に必要不可欠なチームワークが生まれます。そして、それが会社の発展や社員の幸せを実現する土台となるのです。

「誇り」と「使命感」を持って、働くということ。
人生をかけて取り組むに足る仕事がある。

社会に出て「働く」ということは、楽しいことばかりではありません。辛いこと、苦しいこともあるわけですが、そこで「支えとなる何か」を見い出せるか、ということは、思いの他、大切であるように感じています。それは、ある意味「働く目的」に通ずる部分であり、就職活動をされる皆さんには、是非とも自分にとっての「支えとなる何か」は何であるのか、しっかりと考えていただきたいと思います。JR東海の社員にとっては、日本を支えてきたという「誇り」と日本を支え続けるという「使命」が、まさに「支えとなるもの」であり、この支えがあるからこそ、次なる日本を創造するという高い目標、超電導リニアによる中央新幹線計画のような新しいプロジェクトにチャレンジする活力が生まれてくるのだと思います。
JR東海の仕事は、国の経済・社会を支える、誇りある重要な仕事です。使命感を持ち、自らを磨き続け、「誠実に」、「前向きに」仕事をすることによって、世の中に貢献していく。そこには人生をかけて取り組むに足るさまざまな仕事があり、さまざまな経験をするチャンスがあります。 安全をベースに、東海道新幹線をはじめとする鉄道事業に磨きをかけ、世代を超えたプロジェクトを担うのは、皆さん自身にほかなりません。「自分たちが日本の将来を背負って立つのだ」そんな気概を持って、入社してきてくれることを楽しみにしています。