私の創造

情報発信を通じて社会からの信頼に応えていく。

総合職(事務)
古澤 秀明

仕事

東海道新幹線の影響力の大きさを自覚しながら。

報道対応に感じる、社会的責任の重さ。

日本の大動脈輸送を担う東海道新幹線。その社会的影響力の大きさを痛感するのは、例えば自然災害時における報道対応です。私の所属する広報部東京広報室ではテレビ、新聞等のマス媒体をはじめとする各メディアへの列車運行情報の提供やプレスリリースの発行といった報道業務を担っており、大型の台風が日本に上陸した際にはいわゆる計画運休を実施するにあたっての事前の報道対応を行いました。計画運休を検討中の段階から始まり、決定のお知らせ、具体的な運転計画のお知らせとこまめに情報を更新して公表していきましたが、発表した直後にテレビのテロップでその情報が速報として流れることに。その様子を目にしながら、東海道新幹線に対する社会の視線の重さや責任の大きさを実感し、改めて身が引き締まる思いがしたものでした。
また、広告宣伝業務も私たちの仕事で、そのひとつとして「うまし うるわし 奈良」をキャッチコピーにした奈良キャンペーンを担当しています。準備段階ではキャンペーンで取り上げる社寺等に何度も足を運び、コミュニケーションを図りながら内容を作り込んでいきます。その際に特に気を配っているのは、歴史ある奈良という土地のイメージを大切にすることです。当社が制作したテレビコマーシャルなどは多くの人が目にすることになりますので、奈良の魅力をしっかりと引き出し、地元の方々にも納得していただける内容とすることで、相互の信頼を深めながら継続的なキャンペーンを展開することができます。私たちの発信した情報の影響の大きさは仕事のやりがいにも繋がるものですが、社会にどのような影響を与えているのか、社会からどう見られているのか、という感覚は常に持ち続けたいと考えています。

 

ゼネラリストとして身につけた多角的な視点。

私が就職活動をしていた頃、東海道新幹線は既に重要インフラとしての存在感を発揮していましたが、一方でJR東海は現状にとどまることなく、品川駅新設やJRセントラルタワーズ、超電導リニアによる中央新幹線計画と、自らの価値を高めるための新たな取り組みに挑んでいました。そのプロジェクトの進捗と合わせるように私もキャリアを重ね、多様な職務を経験してきました。強く印象に残る業務も多く、例えば名古屋駅では現場で汗を流す社員一人ひとりと向き合いながらサービスの向上に取り組み、総合企画本部では経営層の近くでその意思決定に関わる業務を担当したことで会社全体を広く俯瞰的に見渡す視点を身につけることができました。現在の広報の業務においては、お客さまの目線や社会の関心といったものに対して常にアンテナを張ることを心がけており、それによってさらに私自身の感性や視野の幅を広げていきたいと考えています。
入社時に私が感じたのは、仕事の成果が日々のお客さまの満足度やご利用状況といった形で感じられることの面白さでした。その思いに今も変わりはなく、これからも多くのお客さまへのサービスを通じて社会に貢献していくべく、愚直に自分を磨き続けたいと思います。

 

キャリア

多様な経験が、社会人としての幅の広さを育ててくれました。

’96-4月入社、新入社員研修
比較的自由な雰囲気の中で、会社や鉄道についての基礎的な知識を学びました。同期と寝食をともにしてさまざまな経験を共有しましたが、そこで培った人間関係は今も私の貴重な財産です。
‘96-6月現場研修(新横浜駅、東京車掌所、東京運転所)
駅係員や東海道新幹線の車掌、運転士を経験しました。お客さまが当社に求めるサービス水準を肌で感じるとともに、安全安定輸送を現場で支える社員の心意気に触れ、鉄道会社に勤めていく上での基礎をつくった期間だったと思います。
’97-9月静岡支社 運輸営業部 管理課
現場の若手社員をグループ単位でフォローする「アドバイザリー制度」の事務局を担当しました。特に新入社員は生活環境の変化に戸惑うことも多いため、駅を訪問したり新入社員向けの勉強会に参加してコミュニケーションを図ったりして、不安の払しょくに努めました。
’98-11月静岡支社 管理部 人事課
労働組合の窓口業務を担当しました。さまざまな職場の社員一人ひとりがやるべきことを理解し、実行することで、安全な列車運行が守られます。会社施策を進める上で、労働組合にしっかりと説明を行い、理解を得ることの大切さを学びました。
’99-7月総合企画本部 経営管理部 計画課
収支シミュレーションや航空など対抗輸送機関の影響分析、JRセントラルタワーズが開業した際の連結決算対応などを担当しました。当社の経営状況を俯瞰して見る機会となるとともに、JRセントラルタワーズの開業により名古屋駅周辺の賑わいが一変していく様子を目の当たりにしました。
’01-3月新入社員研修インストラクター
総合職の新入社員研修のインストラクターを担当しました。講義やイベント運営、生活指導など目が回るような忙しさでしたが、大変充実した時間を過ごし、研修生とともに自分も成長できたように思います。その時の新入社員がいまさまざまな職場で活躍しているのを見ると、とても誇らしく感じます。
’01-6月総合企画本部 経営管理部
新幹線、在来線の輸送量の分析・計画や決算のとりまとめ、国土交通省など官公庁の窓口、地球環境問題への対応などを担当しました。経営状況をとりまとめる立場となり、施策や開示する資料が法令や会計規則等に則っているか確認する機会も多かったため、常に最新の知識を習得しながら適切に対応することを心がけました。
’03-4月新幹線鉄道事業本部 管理部 人事課
東海道新幹線の運行に関わる社員の要員管理と採用業務を担当しました。ちょうど品川駅が開業し、お客さまのご利用も年々増加していた時期でしたので、列車を増発するために乗務員や車両のメンテナンス要員等を確保することが求められ、採用計画や乗務員の養成計画を見直すなどの対策を講じて対応しました。その実行に際しては多くの社員を巻き込んで進める必要があり、組織が連携して対処することの大切さを学びました。
’06-7月総合企画本部 経営管理部
会社全体の予算管理を担当しました。2007年12月には自己資金でリニアを建設することを公表しましたが、それに向けての準備作業にも関わり、会社として大きな一歩を踏み出すことを実感しながら仕事を進めました。
’08-7月名古屋駅
名古屋駅で、駅長のもと、総務科長として駅全体をとりまとめる仕事をしました。約400名の社員が在籍し、お客さまのご利用も多く、日々何らかの事象が発生する慌ただしい職場でしたが、そのような状況でも駅として一体感をもってサービスを提供するため、共通の目標を設定したり、表彰制度を設けたりするなど、組織を適切にマネジメントしていくことの重要性を学びました。
’10-7月人事部 人事課
総合職事務系社員の人事運用や教育を担当しました。ジョブローテーションや集合研修を通じて、総合職社員の視野をいかに広げ、成長を促すかに取り組みました。正解のない難しい仕事でしたが、社員一人ひとりと向き合い丁寧に仕事をすることを心がけました。
’13-7月関西支社 管理部 人事課
人事課長として関西支社管内の人事全般を統括しました。初めての関西勤務でしたが、関西支社は所管するエリアが比較的狭く、現場の社員と直接コミュニケーションを取る機会に恵まれました。社員が現場の課題を改善しようと前向きに取り組んでいる様子を目の当たりにして、自分も負けていられないという気持ちで仕事に取り組みました。
’16-8月総合企画本部 経営管理部
当社の予算管理とグループ会社の経営状況の管理などを担当しました。経営層に近いところで働く機会を得て、意思決定をする際の物事の考え方や留意すべきことなど、より高い見地から仕事に取り組む姿勢を養うことができたように思います。
’19-6月広報部 東京広報室取材当時
 

これからめざすもの

お客さまにサービスを提供していることが実感できるような立場での仕事にこだわりたいと思います。特に駅長は、一度は経験してみたいと考えています。

プライベート

  • 子どもの友だちを招いてバーベキュー
    高校生と中学生の娘、そして幼稚園児の息子と、3人の子どもがいます。休日には娘の友だちを招き、公園でバーベキューを楽しんでいます。私はもっぱら焼く係なのですが、いつも新メニューを用意して、子どもたちに喜んでもらうことを楽しみにしています。
  • 自転車で風を感じながら100km走
    体力づくりのために始めたのが、自転車です。風景を楽しみながら100kmを超えて走ることもあります。自転車の魅力は、自分の力で好きなところへ行けること。山道や海辺を走って自然を満喫し、ご当地の料理や温泉を楽しんでから帰ります。
古澤 秀明

Profile

古澤 秀明

総合職(事務)
広報部 東京広報室 ※取材当時
1996年入社
経済学部卒