在来線鉄道事業

地域に根差したネットワーク

地域の生活を支え、東海道新幹線と一体となったネットワークを形成する在来線

在来線鉄道事業の概要

JR東海は、名古屋・静岡地区を中心に12線区の在来線を運営し、1日約110万人の方にご利用いただいています。営業キロは約1,400kmと東海道新幹線の約2.5倍の距離に相当し、通勤・通学をはじめとする日常生活の移動手段や、東海道新幹線と一体となったネットワークとして、地域に愛される輸送サービスの提供に努めています。

サービス向上の取組み

在来線では、新型車両の投入やそれに伴う速達化、フリークエンシー向上などサービス向上の取組みを着実に進めています。特急列車については、新幹線との接続の充実により、新幹線・在来線一体となったネットワークを整備しつつ、需要に応じた輸送力設定を行うことで利便性を高めてきました。普通列車についても、朝夕の通勤時間帯を中心とした列車の増発や、快速列車体系の整備、発車時刻の等間隔化など、より利便性の高いダイヤの設定に努めています。また、車両については、省エネルギーやバリアフリー、乗り心地などに配慮した最新の車両を会社発足当初より計画的に新製、投入してきました。2019年12月にはハイブリッド方式の次期特急車両であるHC85系の試験走行車を新製し、約1年間に亘る試験走行を実施して、国内初の、最高速度120km/hでの営業運転を実現するハイブリッド技術を確立しました。量産車は2022年度から投入し、特急「ひだ」「南紀」に使用している85系気動車を取り替えます。さらに、JR発足前後に投入した211系、213系、311系の取替えのため、新形式の通勤型電車である315系を2021年度から2025年度にかけて投入します。315系への取替えにより、すべての車両がJR発足以降に新製した車両になります。

在来線輸送人員の推移
HC85系試験走行車

地域と連携した営業施策の展開

「Shupo[シュポ]」パンフレット

当社は、沿線観光地の地元の方々や旅行会社との連携を深めつつ、各種観光キャンペーンによる需要喚起策を展開しています。例えば、在来線特急列車のご利用促進を目的に、当社沿線の数ある観光資源を紹介する「Shupo(シュポ)」キャンペーンや、当社の駅を起点に沿線の観光スポットを歩いて巡る参加費無料の「さわやかウォーキング」を展開しています。こうした取組みを通じて、自治体や旅行会社等と連携し、魅力ある観光素材・商品の開発や観光列車の運行等を行い、新幹線も含めたご利用拡大に取り組んでいます。

変わらぬ使命

JR東海の在来線は、これまでも新型車両の投入をはじめとしたサービス向上や地元の方々と連携した営業施策の展開により、地域に愛される輸送サービスの提供に努めてきました。今後も地域に根差した交通機関として、通勤・通学などの日常生活を支えながら、東海道新幹線と一体となったネットワークを形成し、地域に貢献していきます。