在来線鉄道事業

地域に根差したネットワーク

地域の生活を支え、東海道新幹線と一体となったネットワークを形成する在来線

在来線鉄道事業の概要

JR東海は、名古屋・静岡地区を中心に12線区の在来線を運営しています。営業キロは約1,400kmと東海道新幹線の約2.5倍の距離に相当し、通勤・通学をはじめとする日常生活の移動手段や、東海道新幹線と一体となったネットワークとして、地域に愛される輸送サービスの提供に努めています。

サービス向上の取組み

在来線では、新型車両の投入やそれに伴う速達化、フリークエンシー向上などサービス向上の取組みを着実に進めています。特急列車については、「ワイドビュー」と称する車両を投入するとともに、新幹線との接続の充実を図るなど、新幹線と一体のネットワークを形成する「ワイドビュー」特急網を整備してきました。普通列車についても、朝夕の通勤時間帯を中心とした列車の増発や、快速列車体系の整備、発車時刻の等間隔化など、より利便性の高いダイヤの設定に努めています。また、車両については、省エネルギーやバリアフリー、乗り心地などに配慮した最新の車両を会社発足当初より計画的に新製、投入してきました。その結果、2016年3月にはすべての気動車がJR発足以降に新製した車両となりました。さらに、現在特急「ひだ」「南紀」に使用しているキハ85系気動車の取替を見据え、当社では初となるハイブリッド方式を採用した次期特急車両の試験走行車を2019年末までに新製し、技術の確立に向けた試験走行を行っていきます。安全性や快適性を高めつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両では国内初の最高速度120km/hでの営業運転を目指しています。量産車は2022年度を目標に投入する方向で検討を進めています。

在来線輸送人員の推移
次期特急車両外観デザイン

営業施策の展開

「Shupo[シュポ]」パンフレット

営業施策としては、観光需要の喚起を目的に、在来線沿線の数ある観光資源をご紹介する「Shupo[シュポ]」キャンペーンや、当社の駅を起点に沿線の観光スポットを歩いて巡る参加費無料の「さわやかウォーキング」を展開しています。また、2018年10月~12月には、JR6社で行う「愛知デスティネーションキャンペーン」を通じて、自治体や旅行会社等と連携し、魅力ある観光素材・商品の開発や観光列車の運行等に取り組みました。2019年4月~6月には「静岡デスティネーションキャンペーン」の開催も予定しています。
加えて、2006年には交通系ICカード「TOICA」を導入、その後利用エリアを拡大するとともに、2013年には主要な10の交通系ICカードによる全国相互利用サービスを開始しました。また、EX-ICカードとの併用や、2017年9月末からサービスを開始した「スマートEX」による在来線・新幹線のスムーズな乗り継ぎを実現するなど、お客さまの利便性を高めてきました。2019年3月には、さらに「TOICA」のご利用エリアを拡大する等、より一層の利便性向上を図ります。

変わらぬ使命

JR東海の在来線は、これまでも新型車両の投入をはじめとしたサービス向上や地元の方々と連携した営業施策の展開により、地域に愛される輸送サービスの提供に努めてきました。今後も地域に根差した交通機関として、通勤・通学などの日常生活を支えながら、東海道新幹線と一体となったネットワークを形成し、地域に貢献していきます。