私の創造

車両の安全・快適がお客さまにとって当たり前の価値であるために。

総合職(車両・機械)
平松 康平

仕事

将来を見すえ、在来線車両の検修体制を構築する。

胸を張って車両を送り出すために。

山間部や海沿いなど、多様な線区を走る在来線。新製から廃車まで、車両の寿命は約30年です。この間、お客さまに常に安全で快適な車両を安定して提供することを使命に、私はその車両のメンテナンス(我々は「検修」と言っていますので、以下、「検修」と記載します)に関する業務を担当しています。具体的には、より合理的な車両検修体制を構築すべく、5~10年後をめざした中長期的な施策を進めています。鉄道車両に関する仕事として、車両の設計をイメージする方も多いかと思いますが、その検修のやり方についても自分たちで考え、現状を踏まえてより良い形に築き上げていくことも大切な仕事です。
新幹線車両と比べると、線区が多様であることに加え、形式も多種なのが在来線車両の特徴です。そのため各部品の劣化傾向が車両によって大きく異なってきます。それを踏まえた上で私たちは定期的に車両の状態を検査し、検査結果を次の検修や設計に活かしていくわけですが、この多種多様さこそが在来線ならではの難しさであり、面白い部分でもあります。鉄道車両の検修技術は長年にわたって受け継がれてきたものです。私たちはそこにIoTやAIといった最新のテクノロジーも積極的に採り入れることで、さらなる安全性や効率性を追求していきたいと考えています。
検修に携わるものにとって、車両はいったん送り出してしまえば、次に車両基地に戻ってくるまでもう手をかけることができません。だからこそ100%の自信を持って、胸を張って送り出すことが大切です。もちろん送り出した車両に込めた私たちの思いをしっかりと受け止めて、お客さまを安全に目的地まで運んでくれる仲間の存在も、忘れることはありません。

 

お客さまの安全のため、一切の妥協を許さない。

入社3年目に、私は車両に搭載されている各部品の取替計画策定に携わりました。鉄道車両には、「ブレーキに関する部品」や「空調に関する部品」など様々な部品が搭載されていますが、各部品の寿命はそれぞれ異なります。車両を健全な状態に保つ上で、それらの機器を適切な時期に交換することも重要です。
私は機器の選定から取り替えに至るまでの一連の業務を担当。機器を選定する上では、安全を最優先に考えつつ、「予算」「取替施工能力」「メーカの製造能力」等を総合的に判断しながら決定していきました。たとえ同じ仕様の機器であっても、製造時期が異なれば関わる「人」や「環境」などに違いが生じないとも限りません。メーカの性能試験はもちろんのこと、実際の車両に搭載して行う性能試験も不可欠です。そのように妥協せず、徹底した性能試験を行うのも、すべてはお客さまの安全のため、そして、安定した輸送を提供するためです。
入社以来私は、一貫して在来線車両の検修業務に携わってきましたが、担当の業務内容は何度も変わりました。現場での検修作業からスタートし、次は現場の管理、現場のインフラ設備の更新と、多様な業務を経験し、現在の担当は検修作業の将来を構築する業務です。このようにジョブローテーションを通じてステップアップし、自分の成長を実感できるのも、大切なモチベーションとなっています。

 

キャリア

ジョブローテーションを通じて着実に成長を重ねてきました。

'12-4月入社、新入社員研修、現場研修
同期と寝食をともにし、社会人や鉄道人としての基礎や心構えを学びました。ここで築いた同期とのつながりは、現在も仕事をする上で十分に活きています。
'13-5月東海鉄道事業本部 名古屋工場
在来線車両のオーバーホールを担当する職場に配属され、車両検修の基礎を学びました。在来線は車両の種類が複数あり、それらに応じて検修方法も多岐にわたるため、検修の難しさを実感するとともに、改善点はないか日々考えました。
'14-7月東海鉄道事業本部 車両部検修課
車両機器の取替計画業務に携わりました。鉄道車両は多くの機器を使用しているため、お客さまへの影響度、現場の施工能力、予算等を総合的に考えて機器の選定から実行に移しました。機器に異常が発生した場合は、原因究明と対策の実施にも取り組みました。
'15-7月東海鉄道事業本部 名古屋工場
名古屋工場の耐震化工事を担当しました。通常の検修作業を継続しながら耐震化工事を進める必要があったため、検修工程と工事工程の双方に気を配りながら進めました。
'17-7月東海鉄道事業本部 車両部検修課取材当時
 

これからめざすもの

これまで在来線の検修業務に携わってきたので、その経験・知見を活かし、将来は車両をつくる、つまり設計する業務に携わりたいと考えています。

プライベート

  • 休日は家族と一緒にリフレッシュ
    休日は家族サービスに専念しています。子どもたちを連れて公園などでリフレッシュすることが多いです。電車が走っている様子を見ると息子は「パパの電車」と言ってくれるようになりました。
  • 高校時代の仲間は特別な存在
    帰省の際に高校時代の部活の仲間と会うのも、いいリフレッシュです。それぞれ違う道に進んでいますが、同じ時間を一緒に過ごした仲間が頑張っている姿は、大きな刺激になります。
平松 康平

Profile

平松 康平

総合職(車両・機械)
東海鉄道事業本部 車両部検修課
2012年入社
工学研究科電気電子情報工学専攻修了