私の創造

一大プロジェクトに携わっている 責任の重さをもやりがいに 客観性を持って「一歩」を築く。

プロフェッショナル職(車両・機械)
酒井 雅士

仕事

中央新幹線建設工事の最前線で、施工管理の重責を果たす。

巨大プロジェクトを支える、一切の妥協を許さない施工品質。

2027年の品川・名古屋間開業を目指し、現在、中央新幹線の建設工事が急ピッチで進められています。私はその最前線である「コイル取付ヤード」と呼ばれる現場で施工管理を担当しています。
中央新幹線の走行方式である超電導リニアは、車両に搭載した超電導磁石と地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって、浮上して走行する仕組みです。私が管理しているのは、この地上コイルをコンクリートの側壁に取り付けるという作業です。中央新幹線の営業最高速度は時速500kmが予定されていますが、地上コイルの取り付け作業には、ミリ単位の高い精度が要求されています。というのも、わずかなズレがあっても車両の乗心地を大きく左右しかねないからです。つまり、地上コイルの取り付け作業は、お客様へのサービスに影響するため、責任は重いですが、やりがいのある作業です。
私はこのような作業の施工品質や部品の管理、イレギュラーな事態に対しての処理などを行っています。また、コンクリートの側壁を製造している施設系統の社員との調整も大切な仕事です。
「コイル取付ヤード」からは遙かに南アルプスを仰ぐ壮大な景色が一望できます。やがてこの地に中央新幹線が走ることになるわけですが、その夢の実現に向けて、プロジェクトの最前線で責任ある業務に取り組んでいることに、大きな喜びを感じています。

 

同じ志のもと、一つのチームとしてプロジェクトを前に進めていく。

地上コイルの取り付け作業そのものはグループ会社の作業員が担っており、私はJR東海側の責任者として、その管理にあたっています。鉄道ではどんな仕事も一人ではできませんが、それはこの施工現場でも同じこと。作業員の皆さんと、立場の違いを超えたパートナーシップのもと、志を一つにして進めていくことが不可欠です。
その点で私がよりどころとしているのが、入社3年目から約5年間、グループ会社に出向して施工管理などの業務を担当した経験です。出向とはいえ、受注側の立場で仕事をしたことで、私は発注側の指示の仕方一つで仕事がスムーズに進んだり、ぎくしゃくしたりすることを経験しました。作業を進めるに際しても、作業の目的や背景も共有できていると、より迅速かつ正確に進められることも学びました。この経験から、今は発注側の施工管理者として、「こういう目的だからこういう協力をして欲しい」と作業に必要な情報はできるだけオープンにして伝えるなど、同じ志、同じ目線で取り組む姿勢を大切にしています。一緒の現場で仕事をする仲間が互いにリスペクトしあい、一つのチームとなって、中央新幹線という未曾有のビッグプロジェクトに携わっているという実感は、とても心地よいものです。
建設時のこうした経験は私にとって大切な財産です。この経験を踏まえながら、今後は機械設備、駅設備など、中央新幹線実現に必要なさまざまなプロジェクトに携わっていきたいと思います。

 

キャリア

出向時代にも多くの知見を身につけることができました。

’12-4月入社、新入社員研修
学生時代は自分の都合に合わせて気ままに過ごすことも許されましたが、社会人となると集団のルールに従って行動することが求められます。新入社員研修では、そうした集団行動の大切さを学ぶことができました。学生から社会人へと意識を切り替える上で、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。
‘12-7月新幹線鉄道事業本部 浜松工場 部品職場
主に東海道新幹線の空制関係部品を扱う職場に配属されました。チェックシートを用いた作業・確認の重要さを教わり、常に一つひとつ指差ししながら声を上げて確認する指差喚呼の習慣を身につけることができました。
’13-4月東海交通機械株式会社 浜松設備事業所 開発設計部 設計課
グループ会社に出向し、浜松工場の建て替え工事に関する業務を担当しました。概略設計の業務を通じて、各種図面の読み方やCADの使い方などを学びました。
’14-1月東海交通機械株式会社 浜松設備事業所 設備工事部 工事管理課
同じ会社で施工管理を行う課に異動となりました。浜松工場で使用する機器の検査や据え付け、引き渡しまでを経験し、設計・施工の流れや、建設業に関する知見を身につけました。建築会社の方々と接する中、的確なコミュニケーションの取り方についても学ぶことができました。
’17-7月新幹線鉄道事業本部 浜松工場 部品センター
出向から戻り、東海道新幹線の全般検査の周期延伸を目的に、データ分析を行う班に配属されました。さまざまな試験機の使用方法やデータの解析手法などを学びました。
’18-7月中央新幹線建設部 機械工事部 
取材当時

これからめざすもの

中央新幹線開業後は、自分が建設工事を担当した設備のリニューアル工事に携わりたいと思います。

プライベート

  • 湖でアクティビティを楽しむ
    浜松工場で一緒に仕事をしていたときの仲間と一緒に山中湖に出かけ、新しい水上スポーツとして人気が高まっているサップ(SUP)を楽しみました。仕事を離れても、プライベートでこうした時間を共有できるのは、とても嬉しいことです。
  • テニス部での交流も
    学生時代からテニスを続けており、会社でもテニス部に入っています。この写真はテニス部のメンバーと、バーベキューを楽しんだときのもので、部員の家族も参加して大いに盛り上がりました。部活動以外にも、勤務地近くにある社会人サークルに参加し、テニスを楽しんでいます。
酒井 雅士

Profile

酒井 雅士

プロフェッショナル職(大学卒)(車両・機械)
中央新幹線建設部 機械工事部
2012年入社
機械工学科卒