私の創造

細心の注意と技術へのこだわりが、未来の大動脈を動かしていく。

プロフェッショナル職(大学卒)(車両・機械)
辻 浩一郎

仕事

2027年の超電導リニア開業の日を、現場で見届けたい。

ボルト1本のミスも見逃さない。
営業線での運用を見据え、安全で効率的な保守体系を追求する。

新幹線の約2倍のスピードで走行する超電導リニアは「航空機以上に難しい技術が要求される」とも言われています。小さなボルト1本のミスが大きなトラブルになりかねません。安全・安定輸送を実現するためには、細心の注意と技術が必要になってきます。
山梨実験センターでは日々走行試験が行われていますが、その試験に車両を万全な状態で送り出すのが現在の仕事。走行試験を終えて基地に帰ってきた車両を、整備して翌朝の試験に備えます。この日々の積み重ねのなかで、車両の細かな部分までデータをチェック。そこから得られたデータを車両の改良に活かせるよう開発部門にフィードバックするとともに、営業線での運用を見据え、安全で効率的な保守体系を構築しています。
ここにきて2年目のころ、私たちはチームとして技術的な難題にぶつかっていました。これを乗り越えれば、次の段階に上がることができるという節目でありながら、なかなか解決できない日々。毎日議論を重ね、試行錯誤を繰り返しやっと解決できた時、大きな達成感を味わいました。私自身が技術の構築に関われたことは、プロフェッショナル職としての自負を覚えるとともに、なによりもみんなが一丸となった士気の高まりのなかにいるというよろこびを感じました。

 

いくつもの壁にぶつかりながらも、
上司や同僚に助けられて成長していることを実感。

多くの人の役に立てる仕事がしたい。そういった思いからインフラ関係への関心が強くなりました。なかでも超電導リニアという新しい領域への挑戦に携わることで、自分自身も大きく成長したいと考えてJR東海を志望。さらに、最も現場に根を下ろしてモノづくりに関われるプロフェッショナル職を選びました。
大学では機械系の学問を学んでいたので、その知識が役に立つと思っていたのですが、大学での研究内容がそのまま活かされることはあまりありません。安全・安定輸送という絶対的な使命の上では、技術を見つめる目も非常に厳しくなります。そのような環境のなか努力を重ねた結果、2014年には日頃の業務成果を報告する部内の成果発表会において、上位大会に選出され、優秀な成績を残すことができました。いくつもの壁にぶつかりながらも上司や同僚に助けられ、成長させてもらったことを実感できました。
普段は目の前の仕事に脇目もふらず取り組んでいるのですが、時々父親から「超電導リニアってどうなっているんだ」などと聞かれると、自分自身が未来を動かすプロジェクトに関わっていることに、改めて大きな責任感と誇りを感じます。2027年の超電導リニア開業のその日、現場からその歴史の瞬間を見届けたい。その時のことを想像すると、いつも胸が熱くなってきます。

 

キャリア

保守・点検の知識を深めてきました。

'09-4月入社、新入社員研修
鉄道の基礎を学ぶと同時に学生から社会人への意識の切り替えを行います。系統関係なく同期と仲が深まる場であり、この時出会った同期は今でもいい仲間です。
'09-6月新幹線鉄道事業本部 東京交番検査車両所
新幹線車両の確立した検査体系を学びました。工具の使い方など検査方法を習得。はじめての配属先で職場の方全員に支えられ、鉄道人としての基礎を学びました。
'10-6月中央新幹線推進本部 リニア開発本部 山梨実験センター 車両基地取材当時
 
'15-7月中央新幹線推進本部 リニア開発本部
超電導リニアの担当機器について、営業線に向け、さらなるブラッシュアップを実施していきます。新しい職場で、日々何をすれば将来の安全快適な車両をお客さまに提供できるか考え、業務に従事しています。

これからめざすもの

自らの担当装置以外の装置についても知識を深め、リニア車両のプロフェッショナルをめざします。

プライベート

  • 長野県野辺山の国立天文台に出かけました
    高校時代から星を見るのが好きで、今でもよく星を見に出かけます。時間に余裕のある時は、仕事が終わった後に富士山のふもとのあたりまでクルマを走らせて、空一面に輝く星空を見に行くこともあります。
辻 浩一郎

Profile

辻 浩一郎

プロフェッショナル職(大学卒)(車両・機械)
中央新幹線推進本部 リニア開発本部 山梨実験センター車両基地 ※取材当時
2009年入社
理工学部精密機械工学科卒