私の創造

大勢の仲間の思いを胸に、お客さまの安全のため全力を尽くす。

プロフェッショナル職(大学卒)(運輸)
藤倉 弘和

仕事

お客さまを安全にお運びするスペシャリストとして。

同じ思いを抱く仲間が力をひとつにして列車を支える。

入社2年目、東海道新幹線の車掌業務に従事していた時のことです。豪雨によって東海道新幹線が運転見合わせになってしまったことがありました。運転再開のめどが立たないなか、私は東京駅のホームに立ち、列車の運転再開をずっと待っていました。夏の夕方のことです。
運転見合わせのアナウンスが流れるなか、ホームの大勢のお客さまが私の前で足を止め、見通しについてご質問をされました。もちろん私にも先のことはわかりません。それでも精一杯の誠実さでご案内にあたりました。そのような状況がしばらく続いていると、普段はお客さまに接することのない非現業の社員が私の応援に駆けつけてくれたのです。また、車内の情報装置には指令員が雨の状況や運転再開のめどなどを流してくれたおかげで、お客さまに状況をお伝えすることができました。さらに施設系統の社員が豪雨のなか、安全確認のために走り回ってくれました。
普段の業務で、私は1人で大勢のお客さまに対峙しています。しかし、実際には私に見えないところで他系統の大勢の社員が列車の運行を支えてくれているのです。鉄道の運行とは、系統の違いを超えた仲間の力と思いが結集して支えられているのだと、改めて実感したできごとでした。

 

つねに最善の道を探るべく、判断力を磨く。

現在私は、東海道新幹線の運転士および車掌として勤務しています。新幹線の1編成は16両で、定員は約1,300人。その生命をお預かりし、安全にお運びすることが運転士および車掌の最大の使命です。
特に運転士として乗務している場合、基本的にはひとりで業務を行わなくてはなりません。さまざまな事象に対して、列車を停めるべきか、走行したまま対応すべきか、規定に則りながらも冷静かつ迅速な判断で初動を決めなくてはなりません。この状況判断力こそ、運転士にとって最も重要な能力のひとつであると思います。
当社には安全綱領というものがあり、その中に「疑わしいときは手落ちなく考えて最も安全と認められるみちを採らなければならない」と記されています。新入社員研修時に学んだこの言葉は私のなかに染みついており、今も乗務する際の心のよりどころとなっています。
これからは運転士、車掌としてさらに知識・技能を磨き、将来は乗務員や駅係員に向けた訓練の内容を企画する仕事に従事したいと思います。それが現場のスペシャリストであるプロフェッショナル職の大きなミッションだと考えています。

 

キャリア

指導・教育の仕事にも打ち込んできました

'11-4月入社、新入社員研修
全系統の同期社員とともに約2カ月間、時に笑い、時に泣き、絆を深めながら、一社会人、一鉄道人としての基礎を築きました。特にお客さまの生命をお預かりする鉄道人としての責任の重さは、徹底的に学びました。
'11-8月東京第一運輸所
東海道新幹線の車掌業務に従事しました。主に列車発着時の列車の監視やドアの開閉などを行う運転業務と車内でのきっぷの発売や変更、乗換などのご案内をするサービス業務を行いました。また、新任車掌の指導も担当。どうすれば車掌業務がやりがいのあるものと思ってもらえるか、試行錯誤しながら指導したのを今でも鮮明に覚えています。
'14-2月品川駅
きっぷうりばできっぷを発売する出札業務と、改札口でご案内やきっぷの変更、払い戻しをする改札業務を担当しました。新入社員の教育も担当し、社会人としての規律意識について指導しました。教育の難しさを実感しましたが、人を育てることに興味を持つきっかけになりました。
'15-12月大阪第二運輸所取材当時
東海道新幹線の運転士および車掌として乗務しています。運転士として1年がたった時、運転が丁寧で、停車時刻と通過時刻の誤差が非常に少ないということが評価され、表彰されました。とても嬉しいできごとでした。

これからめざすもの

鉄道に関する知識・技能はもちろんのこと、鉄道以外の幅広い分野の教養も身につけ、人間としての魅力を磨いていきたいと思います。そしてこれからの業務において、自分にしか生み出せない企画を提案・実施できるようになりたいと思います。

プライベート

  • 職場のサッカー部に入っています
    高校までずっとサッカーをしていました。ポジションはフォワードです。現在も職場のサッカー部に所属し、同僚とプレーを楽しんでいます。また、社宅の近くにサッカースタジアムがあるので、同期と一緒にJリーグの観戦に行くこともあります。
藤倉 弘和

Profile

藤倉 弘和

プロフェッショナル職(大学卒)(運輸)
大阪第二運輸所 ※取材当時
2011年入社
経済学部 公共・環境経済学科卒