入社、新入社員研修
同期と寝食をともにして過ごし、鉄道人としての基礎を学びました。「ルールを守れない人間は安全も守れない」ということを、しっかりと心に刻みました。同期とは今もよく集まって食事に行きます。
列車に乗務して、お客さまの安全・快適なご旅行をサポートするのが「車掌」の仕事です。車内でのきっぷの確認や精算をはじめ、親切丁寧な車内放送、お客さまへのご案内など、きめ細かなサービスが求められます。また、発車・到着の際にはホームの安全を確認し、列車ダイヤに合わせてドアの開閉を行います。お客さまが乗車されてから目的地に着くまでの安全で快適な旅を見守るために、「車掌」はつねに笑顔と気持ちの良いコミュニケーションを心がけるとともに、安全への細やかな配慮を大切にしています。
お客さまの快適な旅を
車内でサポートする
大阪第二運輸所/2010年入社
北野 栞理
SHIORI KITANO
東海道新幹線に乗務している車掌2人のうち、現在の私は車掌長。お客さまへのご案内や車内巡回、車内放送などの通常の車掌業務に加えて、車掌同士だけでなく、一緒に乗務しているパーサー、運転士とも連携をとる必要があります。例えば駅の到着番線が変更になったり、列車が遅れたり、お客さまが忘れ物をされたりなど、なにか発生した時、まず連絡が入るのは私のところです。それを受けてお客さまの安全・快適を最優先に考え、誰がどのような対応をするのが最適か、つねに的確な判断をし、指示を出さなくてはなりません。似たような状況はあってもまったく同じことはまず起きません。だからこそ日々対応したことを積み重ね、次に活かしていくことが大事。毎日が勉強です。
以前、乗降をお手伝いした車いすのお客さまと再び車内でお目にかかったことがあります。その時は「前にも会いましたね。この間はありがとう」とおっしゃっていただきました。とてもうれしい一言でした。私たち車掌は一列車で何百人ものお客さまに接していますが、お客さまからすると車掌と接する機会はそう多くはないもの。何気ない立ち居振る舞いでもしっかりと見られ、覚えていただいていることを実感し、改めて気が引き締まる思いでした。
これからもひとりでも多くのお客さまに快適に旅行していただき、そしてひとりでも多くのお客さまの心に残るような車掌でありたいと考えています。また、いつか結婚して子どもができたら、“鉄道で働くかっこいいお母さん”の姿を見せてあげたいと思います。
同期と寝食をともにして過ごし、鉄道人としての基礎を学びました。「ルールを守れない人間は安全も守れない」ということを、しっかりと心に刻みました。同期とは今もよく集まって食事に行きます。
きっぷの発売や変更など行う出札業務を約2年半、ホームでの安全監視や放送を行う案内業務を約1年経験しました。
机上教育、見習い教育を経て、東海道新幹線の車掌になりました。安全は当たり前のことではなくて、私たち一人ひとりの手で守っているんだということを強く実感しました。そして、2017年11月に車掌長となり、列車の責任者として乗務するようになりました。
東海道新幹線の運転士になることが今の一番の目標です。そして、ゆくゆくは列車の責任者である「列車長」をめざします。また、後輩たちが気軽に相談できるような、身近な先輩でありたいと思います。
高校時代に吹奏楽部ではじめたのがクラリネット。今でもその時の友人とクラリネットアンサンブルを楽しんでいます。時には結婚式の余興で演奏することも。音楽を通じた仲間との友情は、何年たっても変わりません。
同期の友人と台湾に旅行しました。気の置けないおしゃべりとグルメを、たっぷりと堪能しました。平日が休みなので、国内旅行にもよく行きます。