- アソシエイト職
- 武藤 梓
後輩を育てながら、ともに自分も成長したい。
現状に満足せず、よりよいフォローをめざす。
人事部人事課では、総合職事務系とアソシエイト職の人事運用や研修・面談を通して教育やフォローを行っています。その中で私は、自分より入社年次の若いアソシエイト職の教育・フォローを担当しています。例えば年に一度、1人ひとりと面談を実施し、業務や職場についての悩みを聞いたり、相談に乗ったりしています。オープンな雰囲気の中、本音で語ってもらうことでよりよい働き方のヒントが見つかり、人事制度や教育制度の一層の充実につなげていくことができます。最近では、アソシエイト職向け研修として、従来の1~4年目の研修に加え、新たに8年目・9年目向けの研修も開発し、プログラムづくりを手がけています。こうした取り組みによってアソシエイト職の社員がいきいきと前向きに働き続けられるような環境づくりをめざしています。
もちろん研修や教育の成果は、すぐに現れるものではありません。私自身、その場で手応えを感じることはあまりありませんでした。しかし数年後に「あの研修を受けたから今の自分があります」「面談がきっかけで一歩を踏み出せました」という言葉を聞くと、1人ひとりの充実した会社生活に貢献できたと実感でき、嬉しくなります。
10人いたら10通りの個性があるように、研修の成果も人によってさまざまでしょう。そこに正解はありません。だからこそ現状に満足せず、よりよいフォローができないか、模索していきたいと考えています。
いつも目標となる先輩がいてくれた。
就職活動の初期には金融や商社を志望していた私がJR東海に惹かれたのは、アソシエイト職の存在を知ってからでした。実家育ちだった私には、1ヵ所にずっと腰を据えて暮らすことが性に合っているため、転勤のない働き方を希望していたのです。そうなると一般職を選ぶケースが多いかもしれないのですが、JR東海のアソシエイト職は私に「一般職とはちょっと違う」と感じさせてくれました。というのも受け身でサポート業務に携わるというより、自ら企画し実行するという、主体的な働き方が求められる職種だったからです。きっと大きな働きがいをもって長く仕事に取り組めると確信しました。アソシエイト職社員の育児休職取得率が100%と聞いたことも、その根拠となりました。
驚いたことに現実はそんな想定以上。常に主体的な働き方が求められました。そのことを最も実感したのが新入社員研修のインストラクターで、カリキュラムの企画から実行まで、すべて自ら考えて取り組めたのです。その経験は、当然のことながら私を大きく成長させてくれることになりました。
さらに振り返ってみれば、いつも私の目の前にはお手本としたくなる先輩がいました。職場が変わってもそれは同じで、「数年後には私もこんなふうになりたい」と思わせてくれる方と出会い続けてきました。これはとても幸せなことだったと感じています。今後は私自身が後輩からそんなふうに目標とされるようでなくてはなりません。その意識のもと、さらに成長をめざしたいと思います。
現場あっての会社という思いを大切にしています。
- '13-4月入社、新入社員研修
- 約1ヵ月半、同期と寝食をともにしました。規則や課題など慣れないことも多く苦労しましたが、助け合って乗り越えました。研修最終日は皆で号泣するほど絆も深まり、今集まっても当時の話に花が咲きます。
- '13-5月現場研修(駅研修)
- 新横浜駅に配属され、現場研修に臨みました。JR東海の看板を背負って働くことの緊張感や責任感の重さを日々感じながらも、周囲に支えられて乗り切ることができました。チームワークの強さや第一線で働く社員の思いを知り、現場あっての当社だと肌で感じることができました。
- '13-9月新幹線鉄道事業本部 電気部電力課
- 東海道新幹線の電気系統を統括する部署の中で、企画・総務として課内のサポートや調整業務に携わり、仕事の進め方や調整方法・ビジネスマナーなどを学びました。業務上で他系統とのやりとりもあり、全系統の連携の大切さを知りました。
- '15-7月新幹線鉄道事業本部 東京電気事務所
- 東京地区の東海道新幹線の電気系統の現場をとりまとめる部署で、各現場の総務・厚生・資材管理などを担いました。現場が近い部署だったため、現場作業にてルールを守る大切さや一歩間違えたら大事故につながる可能性もある中、緊張感をもって業務に取り組んでいる社員の姿に、総務面からどんなサポートができるかを考えながら働いていました。
- '17-3月新入社員研修インストラクター
- アソシエイト職のインストラクターを担当しました。新入社員の会社人生のスタートをつくることの責任の大きさや初めての教育業務に苦労しながらも、最終日は研修生と一緒に泣いてしまうほど全力で向き合い、奮闘し続けた日々でした。
- '17-5月人事部 人事課取材当時
- '21-9月産休・育休
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- 海の近くの暮らしを楽しんでいます
- 結婚と同時に、夫の地元である海の近くに引っ越しました。天気のよい週末は2人で海までサイクリングして、レストランやカフェめぐりをしています。海の風に吹かれてのんびり過ごすのは、私にとって最高のリフレッシュです。
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- 甥っ子と一緒に電車鑑賞
- 姉の息子は私によくなついており、よく一緒に遊んでいます。彼はとにかく電車が大好き。踏切の近くでは1時間近くも立ち止まって電車を鑑賞するほどです。
Profile
武藤 梓
アソシエイト職
人事部人事課
2013年入社
国際日本学部国際日本学科卒