私の創造

電気という“当たり前”の存在を届ける使命感。

総合職(電気・システム)
大枝 憲司

仕事

電力の現業所を統括し、安全・安定輸送に貢献する。

万一の事態を想定してつねに準備する。

台風が来ても、雪が降っても、我々は東海道新幹線を安全に走らせなくてはなりません。そのために電力設備を保守する現場では、万一の時に列車運行への影響を最小限にすべく、普段から準備を行っています。
例えば、私が三島電力所にいた時のことですが、農作業で使うビニール袋が風に舞い上げられて飛んできて、架線に引っかかったことがありました。このままの状態では車両のパンタグラフが損傷する可能性がありましたので、私はすぐに所員と現場に駆けつけ、指令所と連絡を取り合いながら飛来物を取り除く作業を実施しました。絶対に事故を起こしてはならないのは当然ですが、運行に遅れを生じさせてもお客さまに多大なご迷惑をお掛けしてしまいます。安全・安定を両立させる判断が求められる大変緊張する仕事でしたが、新幹線の運行を支える一員としての使命感を持って取り組み、無事にやり遂げることができました。現場の責任者として普段からさまざまな事態を想定して準備していたため、迅速で確実な対応ができたと思います。

 

主役である現業機関をまとめ、支える。

現在の私は、そうした電力関係の現業機関を統括する部署で、監督する立場にあります。
列車の安全・安定輸送は、現業機関の存在なしには実現できません。現業機関の仕事は夜勤もありますし、土日の出勤もあります。万一のトラブルや災害の際は、夜を徹して対応にあたらなくてはなりません。現在は「のぞみ」が1時間に10本走るなど、列車の運行本数は大幅に増えました。その分、トロリー線の摩耗するスピードも速くなり、早めに張り替えるなど、よりきめ細かい対応が求められるようになりました。このような業務にあたる現業機関を統括する立場として、つねに的確な指示を出して全体をひとつの方向に導いていくことが求められます。私が新幹線・在来線の現業機関で経験を積んだことは、現在の仕事をする上で非常に役立っていることはいうまでもありません。主役はあくまでも現場。その意識を大切に、密接な連携を保っていきたいと思います。
目に見えない電気は、裏方の存在です。しかし、電気があってこそ365日、休むことなく毎日約44.5万人ものお客さまを目的地まで安全かつ確実にお届けすることができます。お客さまにとって「当たり前」である電気をつねに届け、安全・安定輸送を支えているということが私の誇りです。

 

キャリア

現場作業の緊張感は今も忘れられません。

'05-4月入社、新入社員研修、現場研修
同期入社の社員が一堂に集まり、チームワークや時間管理の重要性を学びました。今でも、当時のインストラクターを囲んで、意見交換をしています。
'06-6月静岡支社 工務部 電気課
静岡地区の在来線の電力部門を統括する部署で仕事の基本を学びました。
'06-7月静岡支社 富士電力区
はじめての電気系の現業機関に配属。在来線の電力設備を保守する職場で、列車の運行を支えるための仕事とは何かを学びました。列車が走る合間をぬって線路内で作業する緊張感は、今でも忘れられません。
'07-7月建設工事部 電気工事課
最初の2年間は企画業務を行い、組織で動くことの大切さ、チームワークの重要性を学びました。後半の2年間は新幹線電力設備に関する工事設計業務を担当し、設計から契約、竣工までの一連の業務を行うなかで、工事を進めるために必要な知識・技術を学びました。
'11-3月新入社員研修インストラクター
プロフェッショナル職(大卒・高専卒)の新入社員研修インストラクターを担当しました。学生から社会人への大きな一歩を踏み出した新入社員と苦楽をともにしながら過ごした時間は、とても貴重な経験となりました。
'11-7月新幹線鉄道事業本部 三島電力所
はじめて現業機関の管理者として、東海道新幹線の電力設備を保守する職場で仕事をしました。台風をはじめとする自然災害に対して、列車運行への影響を最小限にすべく、職場の全員が一丸となって対応したことが特に印象に残っています。
'14-7月新幹線鉄道事業本部 電気部 電力課取材当時
 

これからめざすもの

これまでの在来線、新幹線での経験を活かし中央新幹線の建設業務に携わってみたいと思っています。これほど壮大なプロジェクトは当社でなければ経験できるものではありませんので、ぜひとも挑戦したい仕事です。

プライベート

  • 週末の夫婦の時間を大切に
    普段の週末は、妻と一緒に買い物などを楽しんでいます。お互いに仕事をしているため、平日はなかなかゆっくり過ごすことができません。そのため週末はとても大切な時間です。
  • 遠出して、紅葉を見に行きました
    山梨県へ紅葉を見に行きました。渓谷に沿って歩きながら、ひとつとして同じものがない紅葉に感動しました。普段は都心のオフィスで仕事をしているため、できるだけ自然に触れるようにしたいと思っています。
大枝 憲司

Profile

大枝 憲司

総合職(電気・システム)
新幹線鉄道事業本部 電気部 電力課
2005年入社
自然科学研究科・電子情報システム専攻修了