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  4. Vol.05 人材育成制度 その2

Cultivation of human resources report

皆さん、こんにちは!
第6回目は、前回に引き続き
「人材育成制度」特集です。
具体的な研修内容を含めて
ご紹介していきたいと思います。

教育の三本柱 [OJT] [自己啓発] [集合研修]

教育の三本柱

JR東海の教育制度は、右記の3本の柱から成り立っています。
「OJT」と「自己啓発」については前回ご紹介しました。
今回は残りのひとつである「集合研修」について、一部ですがご紹介していきます。

集合研修とは、職場外において集団に対して行う研修です。
入社した社員全員が受講する「新入社員研修」をはじめ、職種、系統、配属箇所に応じた集合研修が用意されており、着実にステップアップすることができます。

No.1 総合研修センター

集合研修は主に、静岡県内にある当社の施設「総合研修センター」にて行います。
総合研修センターには、教室や実習設備などの研修施設のほか、図書館・ 体育館・グラウンド・宿泊設備などを備えています。

総合研修センターの外観です。

研修を受講する教室です。
ここで講義やグループワークを行います。

実習設備です。
実際の車両と同じような状態で訓練をすることができます。

No.2 新入社員研修

新入社員研修は、職種・系統ごとに、1~2カ月にわたり、基本的に月曜日から金曜日まで総合研修センターに泊まり込んで行われます。
研修カリキュラムには、会社に関する理解を深める講義やグループディスカッション、現業機関における実習プログラムが組み込まれており、数多くの貴重な経験を積むことができます。

15~20名ほどで1クラスが構成され、 「インストラクター」と呼ばれる社員の指導のもと、社会人としてのマナー、会社知識、鉄道技術の基本などについて学んでいきます。

講義形式の座学だけでなく、グループでさまざまな課題に取り組むことも多いです。

災害時など、列車を緊急に停止させる必要がある場合に写真のような信号炎管と呼ばれる信号を使用します。
いざという時のために、こうした訓練を新入社員研修でも行うようにしています。

ウォーキングイベントなども行われ、チームワークの重要性を体感し、同期の親睦を深めていきます。

No.3 職種・系統別の主な研修の内容(イメージ)

総合職(事務)の場合

3年目 ブラッシュアップ研修

財務会計・人事労務・法務に関する基礎知識やビジネスコミュニケーションの手法を学ぶことを通じ、将来の管理者候補として不可欠な知識・能力を身に付ける。

6年目 データ分析研修

データを活用した業務改善や施策立案を行うため、エクセルを活用したデータ分析等実用的スキルを身に付ける。

8年目 経営学基礎研修

ケーススタディやディスカッションを通じ、競争戦略・財務戦略・組織戦略などの経営学の基礎的な知識、思考方法を身に付ける。

プロフェッショナル職(電気・システム)の場合

1年目 フォローアップ研修

プロフェッショナル職社員に求められる役割を改めて学ぶとともに、新入社員研修後の業務に対するこれまでの取組みの振り返りと今後の指針を確認する。

2年目 スキルアップ講座

鉄道電気設備のメンテナンスおよび工事業務に関する基礎知識や技術を幅広く習得する。

3年目以降 各種設備技術科

電車線路設備や信号保安設備をはじめ、変電設備、通信ネットワーク設備など各種設備に関する専門知識を習得する。

5年目以降 各種専門研修

各種鉄道電気設備の詳細な仕様や理論など、より高度な専門知識を身に付ける。

アソシエイト職の場合

1年目 駅研修

駅での業務に従事することを通じ、鉄道事業の最前線である現業機関の特性を理解するとともに、サービス業に携わる社員としての意識を醸成する。

2〜4年目 フォローアップ研修

講義やグループワーク等を通じ、各年次に期待されている役割と立場を確認するとともに、視野の拡大を図る。

11年目以降 セルフマネジメント研修

講義やグループワーク等を通じ、自己の振り返りを行うとともに、自己のマネジメントの必要性を考える。具体的なマネジメント手法を学ぶことで今後に繋げる。

その他 キャリア・アップ研修

将来管理職として業務の変革や社業の推進に従事することにも意欲的な社員を対象とした公募制の研修。さらに高い視座・広い視野を持つために、さまざまな演習を通じ、自己理解を深めて今後のビジョンを明確化する。

その他 各種専門研修

必要に応じて、業務内容に関連する専門知識を深める研修(例:財務研修、法務研修など)を受講する。

いかがでしたでしょうか?
JR東海で働くにあたり、入社前に特別な知識を習得している必要はありません。
会社で必要なスキルは入社後にじっくり磨けば良いことですし、会社としてもそれを前提とした研修制度を整えています。
入社した社員を時間をかけて大切に育て、会社全体の力を向上させることこそJR東海の使命を果たすために欠かすことができないポイントなのです。
全6回の特集でお送りしましたウェブマガジン「Life&Style」。
JR東海のさまざまな制度や社員の声をご紹介してきました。
それぞれの特集を通して、少しでもJR東海で働くイメージを膨らませていただけたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!