教育の三本柱 [OJT] [集合研修] [自己啓発]
教育の三本柱
JR東海の教育制度は、右記の3本の柱から成り立っています。
「OJT」と「集合研修」については前回ご紹介しました。
今回は残りのひとつである「自己啓発」について、一部ですがご紹介していきます。
自己啓発とは、自分自身を高めるための知識・技能の習得をめざして自発的・自主的に努力することです。
ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。
皆さん、こんにちは!
第5回目は、前回に引き続き
「人材育成制度」特集です。
具体的な自己啓発支援制度を含めて
ご紹介していきたいと思います。
教育の三本柱
JR東海の教育制度は、右記の3本の柱から成り立っています。
「OJT」と「集合研修」については前回ご紹介しました。
今回は残りのひとつである「自己啓発」について、一部ですがご紹介していきます。
自己啓発とは、自分自身を高めるための知識・技能の習得をめざして自発的・自主的に努力することです。
ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。
鉄道事業の運営に必要な専門知識を、体系的かつ計画的に自主学習できる制度です。
受講者は、月1回オンラインでレポートを提出(合計6回)の上、修了試験に合格することでコース修了となり、修了証書が交付されます。
社内通信研修のWEB画面です。
社外通信研修とは、業務に活きる100以上の社外の指定講座の中から選択して、一部会社の補助を受けながら自主学習できる制度です。講座内容としては、資格取得関係、ビジネススキル、パソコンスキルなど幅広いラインナップを準備しています。レポート方式の講座に加え、GLOBIS学び放題やUdemyなどのオンライン講座も拡充中です。
また、通信研修などの自己啓発を経て、指定の資格を取得した際には受験料相当額を補助しています。
「経営体力の再強化」に向けて最大限活用していくこととなる、ICT関連の対象資格も順次拡大しています。
なお、ICT関連の教育については、各種集合研修におけるカリキュラムに加え、「全社員のICTリテラシー向上、およびICTをフル活用していく社内文化の醸成」を目的に「ICT全社員教育」を2023年度よりスタートさせるなど、社員のICTリテラシーやスキルをより一層高め、新しい技術を積極的に活用していけるよう、ICT人材育成をより充実させています。
幅広い視野を持ち、将来のJR東海の経営を担う人材を育成するため、社内選考の上、毎年数名の社員を海外留学生として海外の大学院に派遣しています。
せっかくの機会なので、海外留学制度を利用した社員から留学制度を利用した経緯などについて、コメントをもらいました。
入社12年目を迎えましたが、これまで、駅や乗務員、人事関係の部署を経験するなかで、当社の鉄道事業を支える「人」の重要性、および決まった答えのない「人」をマネジメントすることの難しさを学びました。
テクノロジーは日々進歩していますが、その一方で鉄道には人の判断力・技術が不可欠な仕事が多くあり、また、その領域は多岐にわたります。
多様な人材、組織の能力を引き出し、それらをひとつのゴールへ結びつけて行く、日々環境が変わるなか、特に中央新幹線開業や高速鉄道の海外展開に向け新たなステージへ進もうとしているなか、この課題をどのように成し遂げて行くことができるのかを考えたいと思い、海外留学を志望しました。
アメリカには人材マネジメントを専門に扱う修士課程があり、そこでアメリカ企業をはじめとするさまざまな会社の事例と当社とを比較することにより、より客観的に上記課題に取り組み、また国内では得ることの難しい新たな視点を得ることができるのではないかと考えました。
私が現在在籍しているミネソタ大学カールソンスクールオブマネジメントには、ヒューマンリソースマネジメントを専門に扱う修士課程があり、そこで日々、経済学、統計学、心理学、教育学、社会学等、さまざまな切り口から、企業における人材マネジメントの手法を勉強しています。講義や議論を通じ、今まで当たり前だと思っていたことが外では実はそうではないことに気づき、日々新たな発見のある、とても刺激的な生活を送っています。最初はとにかく吸収することに精一杯でしたが、残りの留学生活では、帰国後具体的に何ができるのかを自分なりに考えたいと思います。
海外留学は当社における人材育成制度のほんの一例であり、ほかにも多くの制度、プログラムがあります。自分の力を高め、社会に貢献したいという高い志のある方に、JR東海は最高のフィールドだと思います。
市川 淳一(2004年入社)
※取材当時の情報です。