ゼネコンで
磨いたスキルで
リニア中央新幹線の
推進に取り組む。

施設系統福山 剛男

PROFILE

福山 剛男

施設

中央新幹線推進本部 中央新幹線建設部 土木工事部(東京都担当)※取材当時

2018年7月入社

理工学研究科建設工学専攻修了。1998年に新卒でゼネコンに入社し、主に都市トンネルのシールド工事(地下鉄、下水道幹線、雨水貯留管、ガスパイプラインなど)に従事。海外工事にも二度従事する。2018年7月にJR東海に入社し、中央新幹線建設部に配属。前職での豊富な経験を活かして、東京都内の工事を中心にシールド工事全般に携わり、現在に至る。

WORK

仕事

シールド工事の
専門家として携わる
次世代のための
ビッグプロジェクト。

次世代に明るい未来を残したい

新卒で中堅ゼネコンに入社したのは、社会を支える大きなスケールのものづくりに携わりたいと考えたからでした。入社以来、主に都市トンネルのシールド工事で経験を積み、海外のプロジェクトも経験。シールド工事の技術者としてスキルを磨いてきました。その歩みについての物足りなさや、将来への不安といったものはまったくなかったのですが、キャリア20年の節目を迎えて沸いてきたのが、世のため人のために社会貢献を果たすという強い思いでした。それはすなわち、自分の子供たちの世代が新たな希望をもてる社会づくりに、社会人人生の後半を捧げたいという志につながりました。そんなとき、JR東海がキャリア採用の門戸を広く開けていることを知ったのです。
ゼネコンと鉄道会社は業界こそ違っても、重要な社会基盤をつくりあげているという点では同じフィールドにあります。加えて私自身のゼネコンでのキャリアを評価していただき、リニア中央新幹線の推進に不可欠なシールド工事の専門家として迎えてくれると知り、大いに意気に感じました。鉄道業界のみならず、閉塞感漂う日本に新たな活力をもたらすビッグプロジェクトに、それまでのキャリアの総決算として携われることは私に与えられた最期にして最大の使命だと考えました。そんな想いから入社することを決心しました。
異業界への転職であっても不安はなく、家族も私の選択を快く応援してくれました。45歳の大きな決断でした。

専門家として歓迎され、
存分に力を発揮する

入社後は前職でのシールド工事の経験を活かし、リニア中央新幹線の東京都内の区間の建設工事を担当するだけでなく、首都圏のシールド工事全般に携わっています。具体的な業務としては工程・安全・品質・予算をトータルに管理する現場施工管理業務のほか、近隣住民への説明会、行政・自治会への折衝などを担っています。さらには中京圏のシールド工事を担当する若手社員に対してもサポートを行っており、建設会社にも負けない高い技術力を備えた土木技術者に育ってほしいとの思いでアドバイスをしています。上司からは「担当以外の現場についても遠慮せず支援してほしい」との言葉をかけられ、自由に伸び伸びと飛び回っています。組織や部署の垣根を気にすることなく幅広く仕事ができる、JR東海のオープンな社風を感じています。
ゼネコンという“受注側”からJR東海という“発注側”へ、立場としては180度変わりました。しかし自分でも意外に思うほど、違和感はそんなにありません。というのも一般的な公共事業の発注者には見られない、受注者と一体となって問題の解決に当たり、主体的に建設を進めていこうとする前向きな姿勢がJR東海には強く感じられるからです。言うまでもなくリニア中央新幹線は建設して終わりの事業ではありません。運行や保線、施設の維持修繕などを通じて運営していくことが必要であり、むしろ建設後が本番と言えます。そのため工事についても施工会社に一任するのではなく、同じ目標を共有しながら、一緒に仕事を進めていく姿勢が根づいているのです。私はそこにJR東海らしさを強く感じています。
ゼネコンの社員としても経験したことのない大規模建設事業に第一線で携われることに喜びを感じるとともに、次の世代に向けて新しい日本をつくる仕事であることに大きな誇りを抱いています。このビッグプロジェクトを通じて社会に貢献できる喜びを噛みしめながら、シールド工事の専門家として全力を尽くしていきます。

CAREER

キャリア

前職でも経験できなかった
ビッグプロジェクトに挑戦。

‘98年4月

ゼネコン入社

地下鉄工事をはじめ、多くの都市トンネルのシールド工事を施工管理者として担当。海外のプロジェクトにも参画し、技術を磨きました。

‘18年7月

JR東海入社

中央新幹線推進本部 中央新幹線建設部 土木工事部に配属され、リニア中央新幹線推進というビッグプロジェクトの一員として、新たなスタートを切りました。

‘22年10月

中央新幹線建設部 土木工事部 取材当時

東京都内のシールド工事の施工管理はもとより、首都圏の他現場や中京圏のシールド工事への支援、リニア車両の超高速走行に不可欠なガイドウェイ側壁の製作業務などを担当。社内に知り合いも増えました。多くの人々との関わりを通じてリニア中央新幹線の実現に向けて取り組んでいます。

これからめざすもの

東京~名古屋~大阪間までのリニア中央新幹線事業の実現が私の使命だと考えています。工事の安全、環境の保全、地域との連携を大切にし、早期実現にむけて社会に貢献できればと考えています。

PRIVATE

プライベート

家族との時間が増えました

JR東海に転職してよかったことの一つが、休日はしっかりと休める点です。おかげで家族と過ごす時間も増えました。3人の息子、妻と一緒に近所の公園に出かけたり、帰りに中華街で食べ歩きを楽しんだり、充実した休日を楽しんでいます。

IMPRESSIONS

入社して感じた
「JR東海」らしさとは?

挑戦する姿勢

大きな組織ですから、保守的で堅苦しい面があるだろうと思っていました。ところが実際は非常にアグレッシブで、新しいことに臆せず挑戦する姿勢が根づいています。若く、常に前向きの組織であることに、JR東海らしさを感じています。

MESSAGE

キャリア採用者への
メッセージ

磨いたスキルが即戦力に

JR東海では、新線の建設工事の経験者は少なかったため、例えば私のようなトンネル工事の専門家が不足しています。また、土木に限らず、建築や用地の分野においても、優れた技術・経験をお持ちの方ならば即戦力としてすぐに活躍できるでしょう。ぜひこれまでのキャリアで培ってきた力を、この大きなフィールドで発揮していただければと思います。

福山 剛男

施設
中央新幹線推進本部 中央新幹線建設部 土木工事部(東京都担当)
※2022年12月 取材当時
2018年7月入社