入社、新入社員研修
一生働き続けるにふさわしい会社に入社したというよろこびを胸に、社会人としての生活をスタート。鉄道人としての基礎を学ぶことができた上、同期の仲間とも絆を深めることができました。
お客さまに安心して快適に列車をご利用いただけるよう、在来線や新幹線車両のメンテナンスを正確・確実に行うのが「車両」の仕事です。検査は、一定の周期または走行距離に応じて、あらゆる角度から実施されます。特に、消耗品の交換や主要機器の動作状態の確認などは日常的に行い、大がかりな検査では車両のほとんどを解体してオーバーホールします。安全に高速走行できる車両であると同時に、より快適な乗り心地を提供するため、車両の細部にわたって入念に検査を行います。車種ごとに違う、車両に関する幅広い知識と、わずかな異常も見逃さない注意力、お客さまの安全を第一に考える使命感が何よりも必要とされます。
車両の修繕を通じて
日々の安全・安定輸送を支える
名古屋工場 車体センター/2005年入社
井上 貴義
TAKAYOSHI INOUE
毎日大勢のお客さまを乗せて走る在来線。私はそのドアの修繕を担当しています。お客さまに安心してご利用いただくためにも、絶対にドアの故障は起こさせないという決意で、日々の点検や消耗品交換、修繕などに取り組んでいます。お客さまにとってドアの開け閉めが問題なく行われるのは当たり前のこと。お客さまの目に見えないところで、縁の下の力持ちとして当たり前の安心を支えていることに、私は大きなプライドを持っています。
ある時、朝の通勤列車でドア故障が発生し、現場へ急行することになりました。定刻での発車に間に合わせるために速やかに修繕を実施。その際、他のドアにも問題はないかという不安がよぎり、上司に連絡後、すべてのドアに対しても対策を行いました。迫る発車時刻との戦いでしたが、すべての対応を行って万全と胸を張れる状態で送り出すことができ、責任を果たせたという達成感を得ました。
私には、「JR東海の在来線のドアをすべて守っている」という自負がありますが、それでも職場の大先輩の知識や技術には足元にも及びません。現場で安全を支える私たちに求められることは、ルールを守り、ひたむきに仕事をすることです。そのため、これからも誠心誠意仕事に取り組み、先輩方の経験をひとつでも多く吸収していきたいと思います。日々身体を汚し、地味な作業の繰り返しに、派手さや近道はありませんが、安全・安定輸送を支える一員として、誇りを持って仕事をしています。
一生働き続けるにふさわしい会社に入社したというよろこびを胸に、社会人としての生活をスタート。鉄道人としての基礎を学ぶことができた上、同期の仲間とも絆を深めることができました。
安全の重要性や在来線車両の構造などを学んだ後、車両で使われる電気配線や配管等を組み立てる基礎技能の習得に励みました。つねに自分に厳しく仕事をするベテランの姿勢には感銘を受け、私も人一倍の努力を心がけました。
名古屋車両区で高山本線、紀勢本線などを走行する鉄道車両の検査、修繕を担当しました。主要機器の動作状態の確認や消耗品の交換など、日々緊張感を持ちながら作業を行いました。
在来線車両のオーバーホールを行う名古屋工場で、お客さまや乗務員が出入りするドアに関する作業を担当しました。新人教育のトレーナーも担当し、若手の育成に取り組みました。
※オーバーホール:部品単位まで分解しての検査・修理
中央本線、関西本線、武豊線を走行する鉄道車両の検査、修繕を担当しています。三重県や長野県など多くのお客様が利用される中、列車に不具合が発生した際は臨時で修繕することもあり、日々安全な車両を提供することの重要性を実感しています。
若い時には知識・技能の乏しい私でしたが、40歳も目前となり様々な経験を積んできました。今では、多くの後輩もでき、頼られる存在になってきたかなと思っています。近い将来の目標として、鉄道の安全・安定輸送を支える管理者を目指しています。
妻と子供が二人おり、家族と多くの時間を過ごせる今の業務に満足しています。当社は一時金給付や育児休暇など、子育ての制度が充実しており、非常に恵まれています。それらの福利厚生のお陰もあり、仕事と育児の両立を実現できています。
26歳の時に登山をはじめ、会社の山岳クラブにも入部。クラブでは大分の久住山へ行き、別府温泉で癒されたことが一番の思い出です。家族旅行では、子供を担いで名護岳に登りました。次はテント担いでどの3,000m級の山に挑戦しようか考えています。