入社、新入社員研修
同期の仲間と厳しくも楽しい研修生活を送りました。学生から社会人へと意識を切り替えるとともに、鉄道人としての基礎を身につけました。仲間との絆は、10年以上たった今でも変わりません。
列車を運行するために必要なさまざまな地上設備の新設や状況に応じた改良、メンテナンスを行うのが「施設」の仕事です。列車の安全な運行を土台から支えるため、「施設」の守備範囲はとても広範ですが、大きく保線と土木の2つの部門に分かれます。保線部門は、線路のメンテナンスが中心で、レールやマクラギの保守・点検・整備などを行います。土木部門は、線路周辺の土木設備やトンネルの検査・修繕などを行います。「施設」の仕事は、つねに安全に対する高い意識を持ち続ける責任感と、ミリ単位の狂いも決して見逃さない集中力が要求されます。
お客さまのことを思いながら
軌道の安全を厳しく見守る
岡崎保線区/2007年入社
小林 浩也
HIROYA KOBAYASHI
高校生のころは通学等で列車に乗っていても、線路のことを意識することはありませんでした。しかしJR東海を志望し、施設系統の仕事について調べていくうちに、列車の安全・安定輸送を土台から支えている“縁の下の力持ち”であることを知りました。自分が携わった線路の上を、多くのお客さまが乗った列車が走ることを想像し、なんとやりがいのある仕事だろうと感動したものでした。その思いは、今も変わりません。
現在の私の仕事は、東海道本線の新所原—大府間の線路について、検査で発見された不具合を修繕するための計画づくりや材料選定、工事費の算出などです。分岐器を新しいものに取り替えたり、マクラギをコンクリート製に交換したりといった大がかりな工事を行うこともあります。工事の出来栄えは列車の安全や乗り心地に直結するため、工事が無事に完了し、列車が線路の上を安全に走り抜けていく姿を見ると、安全・安定輸送に貢献できていることが実感でき、この仕事に就いてよかったと改めて感じます。施設系統の業務は、普段お客さまから見えないことが大半ですが、ひとつひとつ気を抜くことなく取り組み、「安全であることを当たり前」に提供したいと思います。
私は、技術力向上を目的とした社内の「保線技術力No.1競技会」で、2016年度軌道保守部門にて優勝することができました。これは先輩方に鍛えていただいた結果なので、その恩返しのためにも、これからは私が“次代のNo.1”育成をめざして後輩を指導していきたいと思います。
同期の仲間と厳しくも楽しい研修生活を送りました。学生から社会人へと意識を切り替えるとともに、鉄道人としての基礎を身につけました。仲間との絆は、10年以上たった今でも変わりません。
線路検査全般の補助、関係会社の行う工事の施工管理業務などを担当しました。はじめて現場に出て、実際に列車が走っているなかで業務をした時の緊張感は今でも忘れません。
それまで現場で従事していた線路検査の結果をもとに、修繕計画、使用材料の選定、工事費の算出等を担当しました。設計関係の規程類や建設業法等の知識が必要であり、また関係会社との接点も増え、視野が広くなったことを実感しました。
軌道工事管理者として現場での線路修繕に携わり、適切な施工管理及び作業全体の安全管理を担当しました。線路をよくしようという熱い想いが会社の枠を超えて共有されていることを知り、良い経験ができました。
出向で得た知識・技術を活かし、現場の最前線で工事の計画等に携わりました。中央本線を担当する職場から東海道本線を担当する職場への異動となり、さまざまな条件の違いに驚きを感じました。
軌道設計・積算業務を担当する傍ら、職場内教育や各種勉強会等を通じて後輩社員の育成に取り組みました。職場全体の底上げができたと実感しました。
保線課施設指令の当直員として、昼夜問わず発生する災害と戦いました。早期復旧に向けて全系統協力して取り組んだ経験は大きな財産です。その後、現業区を含めた契約積算業務の効率化を推進しました。
他系統と連携し、より良い教育訓練の策定、ルールの見直し等に取り組んでいます。これまで以上に広い視野を持ち、施設系統だけでなく全体にとってプラスになる働きができるよう日々取り組んでいます。
職場のリーダーとして、司令塔のような役割を担っていきます。さらには今まで身につけた知識や技術を活かして、施設系統社員全体のレベルアップ、ひいては会社全体の成長にも貢献したいと思います。
職場の仲間と北海道旅行を計画したのですが、まさかの大雪により北海道上空で飛行機がUターン。熟慮の結果、福岡旅行に切り替えて、美味しいもつ鍋を食べて帰りました。おかげで思い出深い旅行となりました。
高校時代から続けているのが、楽器演奏です。ギターやベースを手に、バンド仲間とライブ演奏も行っています。仲間と演奏している時の一体感は最高で、一生続けたい趣味です。