専門家として歓迎され、存分に力を発揮する
入社後は前職でのシールド工事の経験を活かし、リニア中央新幹線の東京都内の区間の建設工事を担当するだけでなく、首都圏のシールド工事全般に携わっています。
具体的な業務としては工程・安全・品質・予算をトータルに管理する現場施工管理業務のほか、近隣住民への説明会、行政・自治会への折衝などを担っています。さらには中京圏のシールド工事を担当する若手社員に対してもサポートを行っており、建設会社にも負けない高い技術力を備えた土木技術者に育ってほしいとの想いでアドバイスをしています。上司からは「担当以外の現場についても遠慮せず支援してほしい」との言葉をかけられ、自由に伸び伸びと働いています。組織や部署の垣根を気にすることなく幅広く仕事ができる、JR東海のオープンな社風を感じています。
ゼネコンという“受注側”からJR東海という“発注側”へ、立場としては180度変わりました。しかし自分でも意外に思うほど、違和感はそんなにありません。というのも一般的な公共事業の発注者には見られない、受注者と一体となって問題の解決に当たり、主体的に建設を進めていこうとする前向きな姿勢がJR東海には強く感じられるからです。言うまでもなくリニア中央新幹線は建設して終わりの事業ではありません。運行や保線、施設の維持修繕などを通じて運営していくことが必要であり、むしろ建設後が本番と言えます。そのため工事についても施工会社に一任するのではなく、同じ目標を共有しながら、一緒に仕事を進めていく姿勢が根づいているのです。私はそこにJR東海らしさを強く感じています。
現在ではキャリア採用の仲間も徐々に増えており、各々がそれぞれの専門分野でリニア中央新幹線事業に取組み、強力な推進力で活躍しています。キャリア採用の仲間は、お互いにキャリアが全く違うものの、同じ境遇の仲間として、心強い同志となっています。
ゼネコンの社員としても経験したことのない大規模建設事業に第一線で携われることに喜びを感じるとともに、次の世代に向けて新しい日本をつくる仕事であることに大きな誇りを抱いています。このビッグプロジェクトを通じて社会に貢献できる喜びを噛みしめながら、シールド工事の専門家として全力を尽くしていきます。